2000年前後からエンターテイメントのオンライン化が進んでいます。当時はネトゲ、ソシャゲなどと呼ばれ、2010年前後のスマートフォンの普及に伴い、ブラウザ型のゲームが大流行しました。
TVゲームと言えば不朽の名作、ドラクエシリーズもこの流れには逆らえず、シリーズ10作目となったドラクエXでは完全オンライン化しています。
ゲーム業界のオンライン化の流れをここで振り返って見たいと思います。
オンライン化の魅力とは?
オンライン化の魅力はやはり、「一人でプレイするのではない」ことになるでしょう。ゲームを通じバーチャルの世界に入り込み、そこでの擬似的なソサイエティで他のプレイヤーと時には競い、時には協力しあい、クエストを達成していくのが最大の楽しみです。
ドラクエXでは、これまでの筐体向けソフトでの素晴らしい功績から一転してシリーズ10作目でオンライン化に踏み切ったのですが、数年後の続作11では完全オフラインに戻りました。
オンラインだと他のプレイヤーとのレベルの差がプレイに影響を与えたり、一人でストーリーを楽しむのに集中したかったりするプレイヤーの要望もまだまだあるようですが、この流れは他のオンラインゲームの流行から見て避けられない流れにはなっていくでしょう。
スポーツもオンライン化?
オンライン化の流れは、RPGだけに押し寄せているのではありません。近年盛り上がりを見せているeスポーツがその好例です。Eスポーツと言えばDOTA 2やLoLなどのMMORPGが有名ですが、バーチャルスポーツという分野も登場しています。文字通り、バスケットボールやサッカー、野球など本物のスポーツをバーチャルに再現したものとなっています。
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こんなエンタメもオンライン化
エンターテイメントとしては未だに日本人の心を掴んで離さないパチンコやスロットも、オンライン化の流れが押し寄せています。今までは海外旅行にでかけた際にしか楽しめなかったカジノですが、2000年代からはすでに情報通の間で知られていたものの、2010年ころから一気にブームが到来してすっかり知名度の上がったオンラインカジノで楽しめるようになりました。これはもちろん、対戦型ゲームになります。
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ウィリアムヒルなどの有名オンラインカジノでは、スロットに加えテーブルゲーム(ルーレットやポーカーなど)も含め海外のカジノで遊べるゲームが一通り揃っています。オンラインカジノのゲームは個人完結型なのか、という点については、ドラクエXのようにそういうプレイスタイルも楽しめるし、本物のライブディーラーがライブストリームングでゲームを進行するインタラクティブなソーシャル要素を持ったゲームでもある、と言えます。
ゲームのオンライン化は今後ますます拍車がかかるでしょう。ドラクエのシリーズ12作目以降の内容にも期待です!